ヴィーガンとは

結論として、完全採食主義者のことです。完全というのが、重要ですね。

多分、一般的なイメージとして、健康に対してストイックな人たちだなぁ。というのが、多いと思います。

また、ベジタリアンの人とはどう違うの?っていう方もいるかもしれません。

今回はこういった部分について、解決していきたいと思います。

でも、なんでヴィーガンという言葉が最近では、よく聞くようになったのでしょうか。

それは、ヴィーガンがまさに、環境問題や気候変動問題などの社会問題の解決に貢献しているからです。

なんで、野菜を食べることが、こういった問題の解決になるの?と思いますが、こちらについては後の述べます。

海外の有名人の中で、レオナルド・デカプリオは、ビヨンドミートと呼ばれるヴィーガンを進めている会社に投資をしています。

また、ビルゲイツは、ベジタリアンミートと呼ばれる、いわゆる植物性の肉の開発をしています。

そうした、さまざまな方がヴィーガンの文化を取り入れるようになってきているのです。

そのため、今後は、ヴィーガンに関するビジネス&カルチャーがくると言われています。

本題になりますが、まず認識として、ヴィーガンとベジタリアンの意味はまったく違うということを知ってください。

定義として、ヴィーガンは、完全採食主義者のこと。

ベジタリアンは、野菜にプラスなにか食べている人たちのことです。この何かによってさらに、ベジタリアンは4つに分類されています。

ラクトベジタリアン

野菜+乳製品を食べる人のことを言います。乳製品とは、牛乳やチーズ、バターなどです。

ラクトオボベジタリアン

野菜+乳製品+卵を食べる人のことを言います。

パスコベジタリアン

野菜+乳製品+卵+魚介類を食べる人のことを言います。

ポーヨーベジタリアン

野菜+乳製品+卵+魚介類+鶏肉を食べる人のことを言います。牛肉と豚肉は食べません。

このように分類されていて、グラデーションで段階的に分けられています。

今までは、アメリカでは③のパスコベジタリアンが主流でした。

しかし、環境問題や気候変動問題に対して、問題意識をもった人たちが増え、ヴィーガンが流行り始めているのです。

そもそも、歴史を振り返ると、ベジタリアンという言葉は、1847年にイギリスの英国ベジタリアン協会が発祥です。

キリスト教の文化において、宗教的なところから始まりました。

その後、1944年にその文派としての英国ヴィーガン協会というものができました。

ではどうして社会問題とヴィーガンが結びつくのでしょうか。

まず、現在の地球環境の問題として、地球温度化が問題になっていることはご存じだと思います。

地球温暖化の要因は、さまざまありますが、一部に温室効果ガスの発生があります。

そして、温室効果ガスの発生は、牛を育てる畜産業によるものが大きいとされています。

畜産業?そんなに多いの?という方もいると思います。

数字で考えてみましょう。

まず、一番みなさんがイメージするものとして、車の排気ガスだって出してるじゃん。と思われるかと思います。

車の排気ガスは、温室効果ガスの約13%を占めていると言われています。

13%多いのか少ないのかわからないですよね。

一方、畜産業については、なんと、18%を占めていると言われています。

18%。なにがそんなに出しているの?

牛がゲップしたものに含まれているメタンガスや牛のふんに含まれる亜酸化窒素、そして牛の食材を輸入する際に発生する二酸化炭素、そうしたものを含めると、かなりの多くの温室効果ガスを出しているというのです。

つまり、一般的に考えられているイメージとはかけ離れたデータと言えるのではないでしょうか。

また、二酸化炭素を吸収する森林の伐採も進んでいるということもご存じでしょうか。

例えば、ブラジルでは、1960年に比べて森林が約70%減少しています。それは、牛肉作るためです。

そして、ブラジルは、世界一の牛肉輸出国にもなっています。

でもなぜこうしたデータや情報が表に出てこないのでしょうか。

それは、企業の広告による影響です。当然、畜産業についての悪いイメージが流れないように、企業による圧力がありますし、なにより食べなくなる人が増えてしまうからです。

ビジネスをしている人にとっては、たまったものではありません。

ですから、これまであまり正しい情報が出されていなかったのです。

しかも、畜産業は飢餓をも生み出しているというです。

飢餓人口は、世界で約8億2000万人います。その一方、穀物の生産量は年間26億トンあると言われています。つまり、現在でも、穀物だけで、飢餓はなくなるはずなんです。

しかし、なぜ食料が足りていないのでしょうか。

それは、穀物を牛に食べさせているからです。

整理すると、穀物をみんなに分ければ、飢餓がなくなのにそれを牛に食べさせている。そして、それを食べるのは、裕福な人たちです。

つまり、貧しい人が、どんどん飢餓になっていくという構図になってしまっているのです。

そして、これに気付いている人がヴィーガンを進めているといわけです。

これも、SNSのようにインターネットが普及して、簡単にどこでも情報を手に入れることができるようになったことが要因だと思います。

もちろん、これらの情報を正しく理解して、インプットしたうえで、その人それぞれで考えて行動すればいいのです。

今回は、ヴィーガンという内容について説明しました。こうした情報を知っているだけで、世界が違ったふうに見えるのではないでしょうか。

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