【2030年:すべてが「加速」する時代に備えよ】

タイトルにありますように、今回は、2020年に発売された本の要約の紹介になります。

まず、この書籍は、イーロンマスクの盟友といわれている方の「ピーター・ディアマンディス」がアメリカ最先端テクノロジーの未来予測をした本になります。

この本で、未来をある程度こうなるなくらい知っておくことは非常に重要な知識になりますので、ぜひ一度見ておくことをお勧めします。

その時代に来ると言われているビジネスがわかっていれば、もしかしたらそれが普及する前に、なにからしらの事業ができるかもしれません。

例えば、youtubeが流行るとわかっていれば、早くやれたのにという方も多いのかもしれません。

成功するかしないかは、その時代に乗るということが非常に重要であると言えます。

ただ、いまからお話する内容については、すぐにやってくる未来というより、まず、最先端のテクノロジー会社が多いアメリカから徐々に広まってくるでしょう。

タイトルにあるように、今までの成長スピードに比べ「加速的に」成長していくとされています。

それを、書籍では、「エクスポネンシャル・テクノロジー」と表現しています。

エクスポネンシャルとは、加速的という意味ですが、それを支える技術は9つあると言われています。

  • 量子コンピューティング
  • AI
  • 輸送ネットワーク
  • ロボット
  • VR
  • AR
  • 3Dプリンティング
  • ブロックチェーン
  • 材料科学

一度は、聞いたことがある言葉だと思います。ここで、一つ一つについては、説明を割愛しますが、これらの技術が組み合わさって、加速度的に技術が進歩すると言われています。

これまでは、上記に述べている技術はそれぞれ単体では発達してきていてはいましたが、それぞれが組み合わさって、融合しているようなものではありませんでした。

しかし、それらの技術が組み合わさることで、革命的に加速的に世の中が進化していくのです。

代表的なものについて以下に述べていきたいと思います。

交通革命

ます、一つ目に、空飛ぶ車が世の中を走っているというのです。走っているという表現が正しいのかわかりませんが、ほんとならとても夢の世界ですよね。

これは、アメリカの「Uber」とういう会社が手掛けています。

日本では、Ubereatsが流行っていますが、アメリカでは車の個人間でのライドシェアで有名です。

それが、地上でのライドシェアから今度は空のライドシェアを考えているというのです。

そもそも、空の機械というのは、騒音、安全性、価格という面で大きな課題がありました。

それが、技術の革新で問題解決に寄与しているのです。

AIによる機械学習で機体の制御を可能にし、材料科学により機体の重要を抑え、3Dプリンタで低価格で作れるようになってきているということです。

もちろん、空の交通整備が必要となりますが、それは「NASA&連邦航空局」が進めています。

日本に住んでいると信じられないですが、日本では特に法整備が遅れているため、自動運転などの技術の進歩が遅くなってしまったと言われています。

自動運転で事故を起こしてしまった場合の責任がどこにあるのか、など多くの問題のあります。

一方アメリカでは、どんどんこういった技術は進んで、空の交通管理を進めようとしているのです。

2つ目に、「自動運転ライドシェア」です。

ここでは、自動運転という言葉はもちろん重要ですが、一番着目してもほしい視点はライドシェアです。

そもそも、えらい人が考えている視点は、次だと言われています。

自動車を個人で所有することが経済的に合理的性のない未来を実現する。

と、考えています。つまり、自動車を買って所有すること自体、昔の考え方であるということです。

現在でもライドシャアのサービスはありますが、これが自動運転で実現できるという未来が待っているというのです。

これは、alphabetの子会社「ウェイモ」という会社が自動運転開発部門として開発を行っております。

そして、自動運転を可能にするため、ビックデータを入手し、AIで解析を行い、より安全性の高い車の開発に繋げています。

もちろん、データが集まれば集まるほど、より安全な車を作ることができるので、先行的に開発し、情報を収集している企業が勝者になるのは自明のことだと思います。

また、駐車場がなくなってしまうことも予想されています。

そもそも自動車を所有する人が少なくなり、駐車場を利用する人もいなくなってしまうからです。

もしかしたら、車の免許も取る人がいなくなってしまうかもしれませんね。

受け入れがたいかもしれませんが、確かに昔あった便利なものって、今現在なくなっていること自体が当たり前になっていますよね。

続いての革命とは、【eコマース】革命です。

現在でも、Amazonをぽちっとすればすぐ届くという便利な世の中になりましたね。ただ、今後は注文方法が大きく変わってきます。

それは、AIアシスタントに言うだけです。

例えば、アレクサ、あれ注文しといて。こう言うだけです。

しかも、その人自身にカスタマイズされるので、データが蓄積され、むしろ機械の方から提案するようなことを考えられます。

また、服に関しては、注文してから、3Dプリンタで製造を行い発送するようなことができます。

これは、その人の体格や好みなどデータを集約してあるので、その人にあった服が頼んだらすぐに作れるというものです。

店側からすれば、服の在庫も抱えることなく、廃棄する必要もなくなってしまので、まさに革命的技術と言えるでしょう。

もちろん、服だけなく、工具などの部品単位で製造もできますし、いろいろな部分で応用されます。

しかも、配送はドローンやロボットで行う。

もはや、家でただしゃべっているだけ、です。

面白いですよね。

また、今までの広告の仕方も大きく変わるでしょう。

3つ目は、【エンターテイメントにおける革命】です。

これまで、テレビや映画が流行っていた時代から、youtubeやネットフリックスなどのサブスクリプションのサービスが映像の世界を牛耳るようになります。

さらに、今までテレビで見ていた媒体からARグラスやARコンタクトレンズとやらまでできてくると言われています。

さらにさらに、コンタクトレンズがなくなり、脳に直接映像を映すことも考えられているそうです。

想像できませんが、技術的にはすでにできているので、いずれそうして世の中になると本書では紹介されています。

まだまだ、紹介していない革命について詳しく知りたい方はぜひ書籍を購入し、読んでみてください。

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